理想的な歯科矯正治療とは
「歯並び」が悪くなる原因は、歯の大きさとアゴの骨の大きさのアンバランスのためです。
最近の子どもさんたちは、アゴの骨の発育が不十分な場合が多く、そのために「歯並び」が悪くなることが多いのです。骨は良く使えば大きくなり、あまり使わなければ小さいままです。これは右利きの人は、右手が左手より少し大きくなることでわかるでしょう。
アゴの骨もまったく同じです。良く使えばそれだけ大きくなります。
一般に「歯の矯正治療」というと、歯を動かして、「歯並び」を良くするものと思われています。だから全部の永久歯が生えてから、つまり中学生や高校生にいなってからはじめれば良いと思われています。
しかし、中学生や高校生ではもう体の成長はほぼ終わっていて、骨を成長させるには遅すぎます。そのため並びきらなかった歯を何とかして並べるためには、何本かの歯を抜いてスペースをつくる必要があります。そのため数年かけてこの歯を抜いたスペースを閉じながら「歯並び」を良くするのが主な治療になります。歯に接着させる装置を長期に使うので「虫歯」や「歯肉炎」になる危険があります。
こうした「一般歯科矯正」に対し、「機能矯正」は3段階に分けて治療していきます。
第1段階 機能自体を改善する 口呼吸や唇のくせなどを改善する
第2段階 アゴの骨の成長を促す アゴの骨を良く使うような装置で成長を促す
第3段階 歯並びの改善 大きくなったアゴの骨に合わせて歯並びを整える
大人でも第1段階の改善で「歯並び」が大きく改善する場合もあります。
こうした特徴をもった「機能矯正」は、一般に6,7,8,9歳が最も適した年齢です。
もちろん3歳でも大人でも「機能矯正」ですばらしい効果がでる場合はあります。それはアゴの位置がずれていたり、舌や唇が好ましくない働きをしている場合です。診断すればすぐにわかります。


