勝海舟を尊敬する新橋生まれの江戸っ子。

日本が良い国であり続けるためには、アメリカを知らなくてはと考え1988年家族みんなでボストンへ。ボストンではハンディキャップの患者さんの矯正治療に従事。麻酔科での総合的な歯科治療も行う。また麻酔科のローテーションもこなし、整形外科・顎顔面外科の手術にも参加。全身管理の重要性を認識する。
1990年ハーバード大学の研究員に迎えられてからは、分子生物学を応用した関節疾患の研究に従事。医学部の解剖教室と連携しながら研究。研究成果の一部は”Journal of Bone and Mineral Research” に載る。その時の教え子の大学院生の中には現在UCLA矯正科主任教授の Dr. Eric Kan Tin とハーバード大学歯周科の Dr. Nadeem Karinbox らがいる。たまたまハーバード大学がスイスのITIインプラントのアメリカでの研究本部であったことからITIのさまざまなセミナーに招待され出席。実際のオペにも参加。これで機能矯正とインプラントの両方を学ぶという幸運に恵まれる。

帰国後トーユークリニックの院長に復帰。ボストンでの臨床経験と分子生物学の知識をもとに新しい歯科医療を実践し始める。私のめざす歯科医療をドイツで実践しているDr. Stockfischと出会う。先生は元ドイツ矯正学会会長。ドイツ訪問。ミュンヘン・ベルリン・ハイデルベルク・ウルム・ナイメーヘンの各大学矯正科を訪問。ヨーロッパの機能矯正の実際を視察。Dr. Stockfischの紹介でDr. Bimlerと出会う。この出会いが私の人生を変えることに。先生のクリニックで多くを学ぶ。ドイツでは一日平均80名くらいの患者さんを診るという。そのノウハウも学ぶ。その後、Dr. Bimlerのお嬢さんMrs. Barbaraの訪日を企画。同時に機能矯正セミナーを開始。とくに成長期の顎の成長コントロールに重点をおいた機能矯正治療を日本に紹介。現在までに約400名の臨床医が参加。「歯並び」だけの矯正治療から顔や呼吸の仕方まで考えた新しい矯正治療の普及に努める。

院長のユニークな経歴

私は大学を卒業後まず外科病院の歯科へ勤務しました。そこでガン・糖尿病・高血圧・白血病などさまざまな病気を持った患者さんの歯科治療を担当しました。患者さんの全身的管理を学ぶため、慶応病院の麻酔科で研修を受けました。

その後日野市で開業し、1988年にアメリカのボストン大学大学院に留学しました。留学中はハンディキャップの患者さんの矯正治療や、全身麻酔下での歯科治療などを学びました。大学院卒業後、日本リュウマチ学会の推薦を受けてハーバード大学へ研究員として迎えられました。

  • 港区立桜田小学校入学
  • 三鷹市立第四小学校転校
  • 私立桐朋中学入学
  • 私立桐朋高校入学
  • 日本大学歯学部入学
  • 足立区外科病院勤務
  • 慶応病院麻酔科研修
  • 日野市トーユー歯科開業
  • ボストン大学大学院入学
  • ハーバード大学研究員就職(分子生物学)
  • 日野市トーユー歯科院長に復帰
  • メキシコ州立大学客員教授就任
  • 国際矯正学会上級講師就任

研究論文・著作

  • Ting K, Petropulos LA, Iwatsuki M, Nishimura I: Altered cartilage phenotype expressed during intramembranous bone formation. Journal of  Bone and Mineral Research, 8:1377-1387, 1993
  • 「矯正学のノウハウを行かす(1)」 全体の治療の中で矯正をどこに位置付けるか」歯科医療 1993年 春号 p73-81(Vol.7 No.2)
  • 「矯正学のノウハウを行かす(2)」 どこまで矯正を取り入れたら良いか」歯科医療1993年 夏号  p111-119(Vol.7 No.3)
  • 「矯正学のノウハウを行かす(3)」 矯正を応用したカモフラージュ治療」歯科医療1994年 冬号 p121-128(Vol.8 No.1)
  • 「矯正学のノウハウを行かす(4)」 外科矯正まで含んだトータルな治療」歯科医療1994年 春号 p58-65(Vol.8 No.2)
  • 「矯正学のノウハウを行かす(5)」 補綴治療まで含んだトータルな治療」歯科医療1994年 春号 p57-65(Vol.8 No.3)
  • 「時間軸を考えた咬合治療の実践」 その1 Functional Applianceを用いた安定した咬合を確保するための矯正治療」ザ・クインテッセンス (Vol.16 No.6 )p151-162,1997
  • 「時間軸を考えた咬合治療の実践」 その2 成人のための矯正治療と補綴治療を組み合わせた咬合治療」ザ・クインテッセンス (Vol.16 No.7) , p139-150,1997
  • 「機能を重視した治療咬合の確立と臨床的基準」歯科医療 1998年 夏号 (Vol.12 No.3) p71-85
  • 「ドイツにおける予防・抑制矯正の現状」 ザ・クインテッセンス 1999年 11月号 (Vol.18 No.11) p129-131
  • 「本格矯正の前のフアンクショナル・アプライアンス治療」ザ・クインテッセンス2000年2月号  p153-159 (Vol.19No.2)
  • 「Bimler装置の臨床例とその長期フォローアップ」矯正YEAR BOOK 2000, p211-219
  • 「成功する小児のための機能矯正」クインテッセンス出版 2008年1月

医療法人社団 桐友会
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