子どもの矯正

子どもの矯正治療について

 機能的矯正は何歳でも可能です。
しかし、大人になると、子どもほどの効果が期待できない場合があります。
そのため、乳歯が永久歯に生え換わる前から行う事をお勧めしています
さまざまな要因により、曲がって生える前に治療を開始するという考え方です。
あごの骨に働きかけ、より好ましい顔の形へと導きます。
これが「まだ見ぬ顔を治す早期矯正」です。

 顔の骨格は、気道が狭いなど見えない障害によっても変化します。
診断で使用するセファロレントゲンは、そのような障害も写し出します。
 最近、アデノイド顔貌と見られる子どもが多くいます
これは、口をぽかんと開けている、唇がぽってりしていている、鼻がふくらんでいる、涙目、姿勢がだらしないなどの共通項があり、決まって口で呼吸をしています。

 口呼吸が要因の扁桃肥大は、十分な眠りをさまたげ、子どもの睡眠時無呼吸症候群などを引き起こす原因にもなります。
脳の中の記憶をつかさどる海馬に空気がいかず、結果、成長障害、ADHD、学習障害、おねしょ、高血圧などの症状が出る可能性があります。

 あごの位置が上下でずれていて、顔が左右非対称のお子さん。
当クリニックの矯正は3歳から可能です。ご相談ください。

アレルギー歯並び

 歯並びが呼吸と大きな関係があることは前述してきた通りです。

では、なぜ、口呼吸をするようになるのかといえば、鼻の後ろにあるアデノイド(咽頭扁桃)などの扁桃肥大が大きく関わってきます。
空気の通り道がふさがれてしまうため、鼻呼吸ができなくなってしまうのです。

 この症状を持つ多くの子どもが食事のアレルギーを持っています。
特に食べてから3~4週間後に発症する遅延型はわかりにくい症状です。
 毎日、特定の食べ物(牛や卵など)を大量にとることは止めた方がいいでしょう。
アレルギーになりにくい体質をつくることが大切です。

乳歯と永久歯

 2才になると20本の乳歯が生えそろいます。
6才の永久歯の交換までの間に上下の前歯には充分な“すき間”が必要です。
永久歯は乳歯よりも大きいです。乳歯の歯並びがすき間なくびっしりとしていたら、永久歯が並ぶスペースが足りないことになります。
つまり、乳歯列ではすべての歯の間にはすき間があることが望ましいのです。乳歯がすき間なくきれいに並んでいたら、永久歯のスペース不足ということになります。

永久歯への生えかわりがうまくいかないお子さんたちへ

6才を過ぎて前歯が永久歯に生えかわる頃、さまざまなことが起こります。
 下の乳歯が抜けないのに、その後ろに永久歯が生えてきた
 下の前歯が永久歯になったのに、上の前歯がなかなか生えかわらない
 下の6才臼歯が生えてから1年たったのに、上の6才臼歯が生えてこない
こういった症状はすべてあごの骨の成長が充分でなかったからなのです。
遺伝的にはもっと大きくなれる要素があったのに、それを引き出してくれる補助的な力がうまく作用してくれなかったために、大きくなれない場合がしばしばあります。

 そんな場合は、「舌」が本来するべき機能を補助してあげる特別な装置(これを「機能矯正装置」と呼びます)が重要な働きをします。
きちんと診断して設計した「機能矯正装置」を使うと成長が正常に近づきます。

歯の数の足りない方へ

 最近、生まれつき歯の数が少ない人々がいます。
正確な数はわかりませんが、人口あたり5~10%くらいの方が足りないようです。
歯の数が足りないと、あごに骨はその足りない状態に合わせた成長をします。
つまり、全部あった場合より、少し小さい大きさにしか成長しません
もし、下の歯が足りない場合は、下あごは全部ある上あごより小さな大きさにしかなりません。
すると前からみると下あごの前歯がほとんど見えないかみ合わせになってしまいます。
 歯の数が足りない場合は6才から9才くらいまでに治療を始めることをお勧めします。
そうすれば、すべての歯があった場合に近いあごの大きさにできて、上下のあごのバランスが良くなり、顔の見た目も自然になります。

骨と歯について

 歯並びが悪いのは歯のせいでしょうか? 
いいえ、歯ではなく歯をのせている骨の問題です。
骨の発育が本来あるべき大きさにならず、不十分だからなのです。
顔の眼から下の部分は上あごの骨と下あごの骨からできています。
これらが、正常な発育をしてくれれば、歯並びは自然に良くなります。
もし、歯並びが悪かったとしたら、それはあごの骨の成長の問題なのです。
あごの骨の成長をコントロールする原動力は「」の力です。
「舌」の力がどこにどのようにかかるかで、骨の成長が変わります。
もし、「舌」が下のほうにいると、上あごの骨は舌の力を受け止める機会が少なくなります。
上あごの骨にうまく舌の力がかからないと、前方への成長が不足します
その分、下の方へ成長することになります。
そうなると、前から見たら、歯茎が、目立つかみ合わせになります。
これを「Gummy Smile」と言います。テニスのフェデラー選手とは逆ですね。

歯を抜く矯正治療について

 全部の歯が生えてくるだけの充分なスペースがない場合、第一小臼歯を4本抜歯して治療することがあります。
確かに見た目は良く並んだ歯並びになります。
でも、ここでちょっと考えてみましょう。
歯を抜いてしまったことにより、きれいに歯が並んだとはいえ、全部あった時より一回り小さな歯列になっています。
実は「口腔」は歯だけでできているわけではありません。主は「」です。
歯を抜いて狭い歯列をつくってしまうと、「舌」は困ります。
「舌」は小さくなれません。
すると、「舌」は前よりも後ろへ移動するしかありません。
こうなると、「Air Way」(気道)に舌が入ってきて空気の通るスペースを狭くすることになります。
OSA(Obstructive sleep apnea)の大きな原因となります。
 今アメリカでは、抜歯矯正の後始末の治療が盛んにおこなわれています。
かつて抜いてしまった歯のスペースを取り戻すという治療です。
だったら始めから抜かなければ良かったと思います。

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